問 題…
『止まれ』の道路標識は、実は二種類存在します!
関西バージョンと関東バージョンです。
どちらの『止まれ』が関西バージョンでしょうか?

こたえ…
右の『止まれ』が関西バージョンです。

注目は「れ」の文字です。
左の『止まれ』は関東バージョンです。「れ」の文字が、左上と左下から始まる部分に分割されており、横線が縦線とくっついています。
右の『止まれ』は関西バージョンです。「れ」の文字が、左上からひと続きになっており、横線が縦線と離れています。
『止まれ』の文字は地域によって違うのでしょうか?
警察庁によると『止まれ』などの標示は1998年に同庁が統一化を図るまで、各都道府県で多様な形が使われていたそうです。
標示を作る業者でつくる「全国道路標識・標示業協会」(東京都・全標協)は「標示の細かい部分は設置業者にある程度任せられていた時代があった」としています。
各都道府県の公安委員会が仕様を定めているため、地域によって字の形も異なるため、「関西バージョン」「関東バージョン」というような類型が存在しています。
また、幅員が狭いなど、道路の条件に応じて視認性を考慮し『トマレ』『止マレ』などカタカナが使われる場合もあります。
警察庁は、2014年に警視庁および各道府県警察に対し、「一定の効果の認められるものについて設置様式の統一を図り、適正な交通管理に資する必要がある」として設置指針を通達しています。
警察庁が示した仕様例では、関東バージョンのように線がくっついています。

縦表示が原則、道路の状況などに応じて縮小することができるとされている
(写真提供:警察庁)
ここでは『止まれ』の文字も関東バージョンが「標準」として示されていますが、しかし、線が離れている関西バージョンも『れ』として十分認識できます。
そのため、表示の視認性だけでなく、塗り直しへの考え方や予算も都道府県ごとに異なることから、全国的な統一への見直しはなかなか進んでいません。
〈出典:道路の「止まれ」に地域差? 東京と大阪で違い明白、統一されていない理由とは〉
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