第45回 お盆にちなんで、怖い酷道(国道)の話しをお届けします!

 これから夏休みに入り、お盆を迎えますが・・・この時期の風物詩といえば「怖い話し」ではないでしょうか?

 国道の中には様々な理由から通行が困難な道路(通行が怖い道路)があり、国道の名前にかけて『酷道』と呼ばれています。

 今回は、そんな『酷道』にスポットを当てて、国内に点在している怖い『日本三大酷道』を皆さんに紹介します!


日本三大酷道の1つ目:国道439号

 日本三大酷道の一つ目は徳島県徳島市を起点として、高知県四万十市まで348kmに及ぶ国道439号です。

 この439号は通称「ヨサク」と呼ばれるほど有名な国道で、四国最長路線としても多くの酷道ファンから注目されています。

道路上はコケで覆われており、隣には川が流れている…非常に危険な道(写真提供:毎日新聞)

 3桁の番号がついた国道の中では距離が長く、その長さは東京~仙台間を結ぶ国道6号線とほぼ同じです。

 道路の幅は車1台分しか確保されておらず、未舗装の道路が長く続いています。
また、かなりの急こう配、急カーブ、狭路のため走行には高い運転技術が必要です。

夜道は決して走ってはいけない(写真提供:毎日新聞)

 国道439号の中でも超酷道区間と言われるのが『京柱峠』です。
 京柱峠の名前の由来は、真言宗開祖である弘法大師が近隣集落からこの峠を目指した際に、京に上るほど大変な峠だと言ったといわれることからきているとされています。

 徳島県と高知県の境に位置するこの峠は標高1000メートルを超え、崖にガードレールもない上に道に落ち葉が積もり滑りやすくなっているため、走行に注意が必要です。また冬季には通行止めになることがあるため、冬に通行する際には事前調査が必須です。

酷道の峠は絶景スポット(写真提供:毎日新聞)

日本三大酷道の2つ目:国道425号

 国道425号も日本三大酷道と呼ばれる酷道で、通称「シニゴー」と呼ばれています。
 区間は三重県尾鷲市からはじまり、和歌山県御坊市まで続く総延長193.5km。もちろん道幅は狭く、車一台分な上に、ガードレールが設置されていない道が続いています。

 紀伊半島の中でも”最凶”と呼ばれ、道には「転落 死亡 事故 多発」の看板があります。

斜面はボロボロ(写真提供:文春オンライン)
国道を走っていると目を疑うような看板が…(写真提供:文春オンライン)

日本三大酷道の3つ目:国道418号

 国道418号は、福井県大野市から長野県飯田市まで伸びる国道で、こちらも日本三大酷道の1つです。福井県大野市から岐阜県本巣市までの区間は国道157号線と重複します。
「ヨサク」「シニゴー」のような通称は特にありませんが、「キングオブ酷道」と呼ばれています。

放置された自動車はいつからあるのだろうか…(写真提供:文春オンライン)

 国道418号線が日本三大酷道に含まれる所以として、岐阜県恵那市~八百津町にわたる通行止め区間があります。
 この区間は将来新丸山ダムに沈む予定の区間で、すでに代替となる丸山バイパスが開通されています。

 この全長5500メートルの「超酷道区間」は日本三大酷道の中でも最凶とされています。
「隕石」と呼ばれる巨大落石、昼間でも闇に包まれている心霊スポット「二股トンネル」、そのトンネルの近くで起きた大規模な土砂崩れなど、その酷さは随一です。

長期通行止め区間の終点である、笠置発電所付近の通行止めゲート(写真提供:文春オンライン)
二股トンネルの入り口(写真提供:文春オンライン)

〈出典:こんな危険な道、絶対に走りたくない!日本の「酷道」ランキングベスト10

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