問 題…
「動物注意」の道路標識のシカは、実は二種類存在します!
どちらのシカが北海道バージョンでしょうか?


こたえ…
左のシカが北海道バージョンです。


左右のシカの違いは、ツノの向いている方向がそれぞれ逆になっています。
1.左のシカは、北海道の高速道路の「エゾシカ」です。ツノの先は左側へ向いています。
2.右のシカは、国土交通省標準例の「シカ」です。ツノの先は右側に向いています。
「動物注意」の道路標識は、その道路の管理者が設置することになっています。
国道であれば国土交通省、北海道の高速道路であれば、NEXCO東日本と北海道開発局が設置します。デザインは、国土交通省で定める『道路標識、区画線および道路標示に関する命令』通称『標識令』ではシカの絵が例示されているほか、サル・タヌキ・ウサギの標識については国土交通省の「標準」が存在します。
『標識令』は、1963年に国際連合道路標識を取り入れる形で改正されました。
シカの「動物注意」の道路標識は国連で定められたものを使用しているため、日本のシカをモデルにしていません。(シカの種類は明らかになっていません。)
国際免許を持っている人が、国境を越えるたびに標識が違っていては、厄介なうえに、事故も起きやすくなります。そのため、シカだけでなく、サル・タヌキ・ウサギの「動物注意」の道路標識も国連で定められたものを使用しています。
一方、シカ・サル・タヌキ・ウサギ以外の動物については、その道路の管理者が、その場所に合わせて、適宜製作し、設置できるようになっています。
このような基準で、北海道の高速道路に選定した、北海道らしい動物標識のひとつが「エゾシカ」です。
これは、国土交通省が例示しているシカとツノの向きが逆になっています。
標識だけ見ていたら、かわいいものですが、動物との衝突は大事故に発展する危険性があります。「動物注意」の道路標識を見かけたら、もしもに備えて注意深く運転したいものです。
〈出典:道路標識「動物注意」、そんなものまで飛び出すの? 地域の特色反映、希少種も図柄に | 乗りものニュース (trafficnews.jp)〉
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