日本や世界で『戦車』が描かれた様々な標識が存在することをご存知でしょうか?!




陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場にある「戦車通行止」

一般道路ではまず見かけない超レアな標識が、陸上自衛隊饗庭野(あいばの)演習場にあります。それは「戦車通行止」の標識です。
陸上自衛隊饗庭野演習場は、滋賀県高島市にある西日本最大の演習場です。陸上自衛隊の今津駐屯地が隣接しており、駐屯地から演習場へ直接出入りできます。
そもそも演習場は道路交通法が及ばないエリアとなっています。
しかし、無法地帯というわけではなく、自衛隊車輌はルールを守って走行しています。
今津駐屯地によると「演習場で車輌を管理統制するためのルールのひとつとして、装軌車輌(キャタピラ車)の通行を禁止する目的で設定しております」とのことです。
なぜなら、戦車が走行すると、履帯(キャタピラ)で路面をひどく傷めるからです。
履帯の役割は、車体の重量を接地面で分散することのほかに、道路ではない場所でも走行できるようスパイクの機能ももっています。
そのため、まっすぐ走っているだけでも、路面が掘れてしまいます。発進や停止など、一カ所に力が加わる操作をすると、大きくえぐれてしまいます。
さらにカーブを切ろうものなら、まさに「耕したような」状態にしてしまいます。
そのため、戦車が走行するための「装軌車道」の通行を禁止するエリアが設けられているのです。

(写真提供:自衛隊徳島地方協力本部)
もし誤って、戦車が通行禁止エリアへ入ってしまった場合でも、とくに罰則はないそうです。
北海道・鹿追町付近の道道771号線上にある「戦車横断に注意」

この標識が設置されているのは、陸上自衛隊の鹿追駐屯地(北海道・鹿追町)付近の道道771号線上です。
戦車は道道771号と交差する町道を通行し、戦車の通行頻度は3か月に1回程度です。
駐屯地から然別演習場(鹿追町)に移動する際に、町道を通行しています。
北海道が管理する道道において、この標識は771号線上にしか設置していないそうで、陸上自衛隊饗庭野演習場に設置してある「戦車通行止」同様に超レアな標識です。
アメリカ、ロシアにある「戦車注意」


アメリカ、ロシアなど軍隊を持つ国々では、基地から演習場までの道に戦車の走行へ注意を促す標識があります。
アメリカの標識では、戦車の図柄とともに「戦車との交差に注意」を意味する「Tank crossing」もしくは「Tank Xing」と併記されることもあります。
「Xing」は、戦車に限らず、対象への注意が必要な交差点で広く使われる「crossing」の略語です。
〈出典:「戦車は入っちゃいけません!」…自衛隊演習場で見かけた“超レア”道路標識 もし間違って入ってしまうとどうなるの?|まいどなニュース (maidonanews.jp)〉
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